《企》Loveゲーム



「はぁ...」

ため息をついて
席に座り直した


周りを見渡すと
友達2人共イチャついてる


あたしとアイツは茅の外


「結花」

「...なに?」

「キスしてもいいよな?」

「馬鹿じゃないの?」

しかもなんでキス!?

手早いでしょ...コイツ



「馬鹿?どんどん攻めていいんだよ?
だからキスしたって拒否権ないよ」


「は、はぁ!?!」


「うっさいよ。」


軽く不機嫌になったアイツは
あたしの両腕を掴んで向き合う形に
向き直された。


「何すんのよ。」



「だからキス」


「しなくていいから離してくれない?」


「ヤダって言ったら?」


「殴るよ?」



「殴ってみたら?
俺、空手とかやってたから
多分無駄な抵抗になると思うけど」



あたしに逃げる術はないってこと?


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