空を仰ぐ

限りある空の下


星の光は


何億光年もかけて


私達に降り注ぐ


何億光年も


地球ができるずっと前から

そうあなたは教えてくれた

いつもより輝いている


星もあなたも


そう思えた


振り仰ぐ手も


あたたかかった








時は過ぎ


あなたはわたしの前から


いなくなった


大人になっていったあなた

だからあなたはきえた


わたしは手を振り仰ぐ


そして知る


わたしの見ている星は


今はないのかもしれない
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