『頑張れ』なんて言わないで



彼は


あたしの彼氏になった。





彼は


たくさん


電話してくれた。





仕事の合間をぬって


一日何回も


あたしに電話をかけてくれた。





そして


彼は


あたしの


腕の傷を見つけた。





「これ、なに?」





みんな


目を逸らす


あたしの腕を





じっと見つめて


問い掛けてきた。









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