『頑張れ』なんて言わないで



「ふざけんなよ!!」



温厚な彼が怒鳴った。





彼は


あたしの腕の傷を


知っていた。





これ以上


傷が増えないように


何かあったらすぐ


相談できるように





毎日


たくさん


電話をかけてくれていた。





あたし


気付かなかったよ。


そんなこと


考えてくれてたなんて…。









.:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:.
< 16 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop