オッドアイ


「ねー遼くーん!」


「うるさい付いてくんな!!!」

「付いて行かないと駅がどっちかわかんないんだもんー」

「すみませんねぇ学校近くのマンション借りれなくて!!」

「誰もそんなこと言ってないじゃん…


で、何線乗ればいいかもイマイチよくわかんないから、

一緒に行こ!」


「お前ら庶民とは違って金持ちは電車使ったことねーってか・・・」


「もー誰もそんなこと言ってないじゃーん…ってぇええ!?」


俺は邦良を無視して、ちょうど止まったトラックの上に乗っかった。


「なっなにしてんの遼くん!?」


「時間が無い時は俺はこれで行くんだよ、じゃーなぁ!

おっちゃんいつものとこで降ろして!」


「おーよ!」



「・・・。


やっぱり凄いや

遼クンは」


邦良はそうニヤッとしていたみたいだ。


< 15 / 41 >

この作品をシェア

pagetop