オッドアイ
♯5
増田の一言はその通りだった。
Rって奴は使えない。
まぁ、だいたいパソコンハッキングされた奴から指示されたことをやってるだけだし
しかもその指示は助けることじゃない。
テロリストを葬ること
余裕があれば出来るだけ情報を聞き出すこと。
それが俺の仕事だ。
仕事ってたってやりなさい!って脅されてるし、高校生がやることじゃぁ無いってわかってる。
でも今のところ俺は死んでねーし、
指示している奴の正体はわからないけど
ハッキングはするし俺に銃押し付けるし。
本気なんだ。
とりあえずやらなきゃいけない。
まぁ、どのみち、
肝心の救助隊はあまりのテロリストの脅威に、テロが発生しても動かない。
丸一日くらい経ってようやく中に入る。
遺体回収と一応の科学捜査。
もうテロリスト達の騒ぎの後片付けをしているだけだ。
だから俺しか居ない。
アイツらに立ち向かえるのは
「いってぇぇぇ!!!!!!!」
「遼!どぅしたお前!!!」
「肉離れかもしれんー!!イタイー!!!」
「えぇー!!!皆ぁあ!!遼一が肉離れしたぁ!!」
「えー!!なんで?体育館走っただけで!?」
「体育これからだぞどういうボケだ!」
「ボケてねーから!!早く運べって!なんで患者に皆して突っ込んでんだ!?」