オッドアイ

「うぁぁ…」


「これで全部終わりすか？」

「うん、第一部は、ね。全く、このオッサン、絵なんか捨てて逃げちゃえば良いのにッ

そしたら撃たれなくてすんだんだよ」

「ひとつくらい守れば邦良財閥に感謝されると思ったんじゃないすかね」

「あー残念。今回邦良財閥の美術品全部盗りましょう


だもんねー」

「・・・しかし、上も凄いですね・・・

邦良財閥に言うこと聞かせるために没収…

ですか」

「まぁそれくらいしないと、会長を生かしてる意味ないでしょ？


ここに置いてある美術品だけでもカナリの額になる。

保険を無くすんだよ」

「そうですね…

で、一階から入ってきたの、どうします？」

「どっちみち最上階までは来ないよー

２階の子がどうにかしてくれるでしょ。」

「女達もまとめて？」

「うん、そのように言ってあ」

『龍牙様』


「どーした？」

『先程の侵入者、一人はあの黒眞遼一だと思われます！』

「えー？

参ったなー、

彼は学校のはずなのに

ご苦労様だね本当に」

『いかがなさいますか？』

「殺しちゃ駄目だよ。」

『…戦わせる気ですか』

「戦わせるってー、バトル漫画みたいな言い方ー。

女達もいるんだから、どうにかなるよ。」

『彼女達に武器は持たせてません』

「そーだったけ、まぁ、君らがくたばった頃に俺も行くから」


「いいんすか、あいつらじゃぁ黒眞遼一に殺されますよ」

「うん

時間稼いでくれたらＯＫ！！」