オッドアイ

♯2

「あの高校生!!百合子さん、しっかり掴まっててください!さらにスピードあげ」

「いいわ。見逃してやりましょ。」

「え?でも」

「あの子・・・。私の知り合いだからさ。」

「ええ!?そうなんですか?」

「まぁ私が知ってるだけだけど」

「・・・はぁ。」

「こら、速度は落とさないで!」

「え?」

「クリスタルショッピングセンター行くわよ!」

「百合子さん、そんなんのデマですって!」

「いいえ!」

黒眞遼一が言ったんだもの間違いないわ。

「・・・じゃぁ、スピード上げ」

「やめて!あなたのテクだと確実に事故る!」

「えぇ」

「もう!運転変わりなさい!!」

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