Fated...

私の質問に彰悟は一瞬だけ曇った顔をした。

私の周りには重たい空気が流れこんでいた。

その重たい空気を破ったのは意外にも今まであまり言葉をはっさなかった涼さんだった。


「…お前、何様やねん」


みんなが驚いた顔をする中で何故か冷静だった自分が不思議で仕方なかった


『さっきから作り笑顔ばっかで仕事でもないのにしんどくないのかな？って思っただけです。』


「それが何様や言うとんねん。」

『別にケンカ売ってる訳やないですよ？ただ作り笑いしてホンマに楽しいんかな？思うただけですよ』


異常にキレる涼さんに静かに亜佑が口を開いた


「こいつも悪気はないねん。ただ思うた事を聞いてるだけやねん。あたしからしても、彰悟の作り笑いは異常やと思うで」


「亜佑までなんやねんっ！お前らにこいつの気持ちなんてわからんわっ！」


「…涼？もぅええよ。…ありがとうな？」


彰悟は悲しいそうに笑っていた