流星
寮長と寮監に挨拶をして、面会室に向かう。
あらかじめ状況を話しておき、今日は学校を休ませてもらうことにした。
面会室に入って、俺はすぐに後悔した。
見違えるほど大人っぽくなった星奈。
――会うべきではなかった。
「あ、久しぶり!」
「お前…なにしに来たんだよ」
「冷たいなぁ、せっかく幼なじみが久しぶりに会いに来てあげたっていうのに」
「親、心配してんぞ」
「あちゃー、やっぱり連絡くるよねー?サプライズにはならなかったか」
「…で、なんの用?」
後悔したんだ。すぐに。
だから早く立ち去ってしまいたい。
こいつの前から消えたい。