流星


屋上につくと、おじさんは笑顔で俺たちを迎えてくれたが、すこしお酒臭い。

「こんばんは」

「こんばんは…おじさん、お酒飲んだ?」

「ははは、バレちゃったかー」

悪びれた様子もなく、おじさんは「仕事が早く終わったんだ」と空を見上げた。

見上げた空には、星が散らばっていた。

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