流星


「家族になるのに、あれじゃしばらく敬語使われそうだわ…」

「もーっ、由利ったら気が早いよ!ていうかやっぱり、健くんが息子でもいいかも…」

「とりあえず、3人がどうなるか楽しみね!」

「あははっ、確かに!」


由利と奈々絵はそう言いながらも、それぞれが幸せになってくれればそれでいい、という意見にお互いに同意しあうのであった。


近い未来に健がいなくなり、星奈の記憶が曖昧になり、勇人が家を出て寮のある高校に進学するなんて、このときは全く考えてもいなかった。
それでも2人は願う。


『子供たちが幸せになりますように…』



fin.
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