あなたは、あたしの『運命の恋人』
翌朝…
あたしは、まだ寝ている
有希に書き置きを残して
家を出た。
ーーーーーーーーーー
有希へ
きのうは、ありがとう。
お陰で、だいぶ元気になったよ♪
朝食、少しだけど…
トーストと、ハムエッグ。
そして、冷蔵庫にサラダが入ってるよ。
また、一緒に飲もうね♪
美佳子
ーーーーーーーーーー
ったく…美佳子ったら…
あんた、絶対、いい奥さんになるのに…
早く、美佳子が求める
『運命の恋人』が
現れたらいいのにな…
有希は、まだ寝ぼけ気味の頭をポリポリ掻いて、椅子に座り…トーストを食べ始めた…。