あなたは、あたしの『運命の恋人』


部長が、俺を解放してくれたのは

相川さんが行ってしまってから


15分後…




もう…帰った…よな…。



俺は、肩をガクリと落として

ため息をついた…。


「ハァ…」


せっかく、もう、誰もいなくなったのにな…



諦めて、帰るしかないか…



そう思って、立ち上がり、ゴミ箱に空き缶をカンッと入れて

食堂を後にしようとしたら



「早崎君…」


「相川さん…ど、どうしたんですか?」

「あ、ちょっと…気に…なって、来てみた…」


「もしかして…俺の事?」


「うん…」


って、凄く、顔、赤くして

下向いてる…


スゲーー可愛い……。


今すぐ、抱きしめたい……。




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