あなたは、あたしの『運命の恋人』
「相川さぁ~ん、早く来てぇ~」
「あ、はぁ~い。」
慌ててレジに行き
「いらっしゃいませ。」
「ありがとうございます。」
「また、お越しくださいませぇ~」
と、お客様に笑顔を振りまく
これが、あたしの仕事。
ショッピングセンター内にある
20代向けの服を売っているショップが、あたしの担当の売り場
休日になると、カップルで、服を一緒に選んで買うお客様を尻目に
あたしは、ひたすらレジを打ちまくる。