貴様に届け――…
ドカッと一人用ソファーに偉そうに腰掛ける。

「なによーっ!!!!チンチクリンは黙ってて!!!!」

「ちっ、チンチクリン!!?」

「チンチクリンじゃん!!チンチクリンの分際で、ソラに突っ掛かるとかいい度胸じゃないの!!!!」

「……ソラもユースケもちびっ子」

ソラとユースケの言い合いに呆れていたトラがボソッと事実を呟いた。

トラの向かいのソファーで苦笑をもらす赤色の少年、ジュンキ。

「「トラのバカーッ!!!」」

二人同時に声をあげ、睨み合う。

「……はぁ」

ため息をつき、我関せずとトラは寝る体制に入る。
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