道
同時に新しい席でうまくやれるかどうかが恐かった……。席替えはくじびき方式。

くじをひいた私！結果がでるまでそわそわしていた。

そわそわしていたのも束の間！神様のいたずらがはじまった。

私の後ろの席は………彼女だった。一番仲良くなりたくないと思っていた彼女の前。

一気に気持ちがおちた。「やらなきゃよかった…。」それぞれが喜んだり、嫌がったりしている中、机と椅子をその場所に運んだ。

彼女とは話さないようにしてはいたけど、なんてたってまわりにいる奴で知ってるのは彼女だけ！つまらないよりは話してこの席を楽しい席にしたいって思いのが強く、久しぶり！なんて会話から彼女とはなしはじめた。

席替えをしてからも彼女と話すのにはそれなりの抵抗もあり、定番のメンバーからも「なんであんな奴と話してんの？」っといわれまくった。特に彼女のフォローもせずそのことばにただただ苦笑いばかりしていた。

なんではっきり言えないんだろ……。悔しかった。

席替えをしてからしばらくたった時、彼女と楽しく話をしてる自分にきずいていた。それにきずきたくなくて今までどうりのメンバーから抜ける事はできなかった。
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表紙・目次

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