道

いつものように二人と帰ろうとして声かけたら、これまた二人で話があるんだけど……。きまずそうな感じ。

ついにきたかって感じで誰もいない教室で三人座りはなしはじめた。

最初の一言が最近口悪いし、なんかこわいし、遅刻ばっかしてるから話し掛けにくいし、機嫌悪い時とか正直困るって感じでとにかく人の事ずばずばいってきやがった。

なんもないとか言ってなかったっけ？ちょっとしたいらだちをもちながら黙って聞いていた。

一人が言えば一人も言いだす。これが女独特の悪口の言い方。

少なくともまったく気にしない訳ではないからそれなりにへこんでいた。言われてる事はまぁー当たってっから素直にあやまった。

そんな私を見て二人はまた顔を見合わせ、もういいよ！ちゃんと言えてすっきりしたし、これからは何でも言える友達でいようね！だって！この言葉、次の日には忘れたみたいね。あのクソ女……。

そん時はその言葉がどれだけうれしかったか。求めていた友情ってやつ！とりあえずなにもなかったかのように三人で帰り、心につっかかってたものがとれてるのがわかった。