楽しくて金がもらえる。

バイトをやめたくはならかった。



退学を決意してからの私は母親にその事を告げられずにいた……。
でも話さなきゃやめられないっと思っていた私はメールで母にこう書いた。

大事な話がある。冷静に話を聞いてほしい。

なんとまぁー意味深なメール!
母親からの返事はすごく簡単に、
わかった。
とだけ書いてあった。きっと薄々はきずいていただろう。

メールのやりとりがおわった瞬間からどう話そうか妙に緊張していた。
でも緊張していた最中に母親は玄関のドアをあけた。

ガチャ!

その瞬間息を大きく吸ってはいた。

母親は何もきずかないかのようにただいまーっとはいってきた。
私も、ごく普通におかえりーっと返した。
そこまでは普通の会話!

私はまた大きく息を吸い、さぁー話しようと意気込んだ瞬間。

学校辞めたいんでしょ?






えっ!
ええぇぇぇぇぇぇ!?

先に言われちゃったよ………。

ったくあなたが帰ってくるまでに私がどれだけ緊張していたかおわかり?

あまりにもびっくりしすぎてすぐに言葉がでなくてしばらくたった後、私はくちを開いた。
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