道

切り替え

その日、家に帰った後、母親と顔をあわせる事がなぜかできなかった……。

けど親からこれからの話をもちだしてきた。
学校を辞めたからには！って条件をいくつかだされた。

1.家でぐうたらは許さない。
2.自分の事は自分でする。
3.おこづかいはもちろんなし。
4.自分で稼いで、家にお金をいれる。
5.携帯代は自分で払う。

まぁーこんな感じ。
全然楽勝な条件だった。
すでにバイトは一つしていたから。
でも問題なのは………
バイト先に退学した事を言えてないって事。
しかも言わないと夕方からのバイトのままで給料が少ない。
けど……バイト先おばさんばっかで言ったらたぶんぐちぐちいわれんなぁっとか思ったら言えなかった。

でも同時に親への意地と親孝行したい気持ちが強くなっていた。
それもあってまずはチーフに相談した。
チーフは昔から話しやすかったし、チーフも中退だったから。

おばさん達が帰った後、バイト先でチーフに全部をうちあけた。
そこで言われたことばは、
おまえの人生はおまえのもんなんだから誰に言われても気にするな！前みて自信もってけばいいんだよ！って言ってくれた。

しかもシフトまでかえてくれた。
< 75 / 87 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop