コスモス





しばらくすると遠くのほうに少女の姿が見えてきました。




きつねは自分の胸がどくんと高鳴るのを感じました。




その胸の高鳴りは少女が近づくにつれて


どんどん大きくなっていきます。




そうして、少女が目の前にくるちょっと手間で


きつねは少女に声をかけました。





「おじょうさん、これからどこへ行くの?」







< 10 / 23 >

この作品をシェア

pagetop