ラブ・ストーリー
と思ったのにやつにすんなりとかわされた・・・

私は思わず『えっ!!』って言ってしまった。だってこの私のけりをかわしたんだよ!
小4のとき、全国制覇したんだよ!

そんな私のけりをすんなりとかわしたこいつは、何者なんでしょうか・・・

「あんた何者?」

「はっ??」

「だってわたしの蹴りすんなりとかわしたじゃん!」

「まぁ、たしかに。この俺じゃなかったら、鼻の1本折れてたかもな。ってか、まだ俺の名前知らねぇの?」

こいつ、こわい・・・なんかいやな予感がする。

「おい。」

なんだろう。これこそまさに、恐怖というものなのか。なんか、私の全部おみとうしって感じがする・・・

「おい!!」


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