ラブ・ストーリー
私は大嫌いなこいつにそんな事を思ってしまった。

でもどうしてそう思ったか私は分かる。

こいつは、本当に優しいからだ。

私は、よく壁をつくる。誰とでもお行儀よく話すことはない。

学校で話すのもあっかだけ。

だけどこいつにも心を開いてしまったようだ・・・

だから、こんな感情を持つんだ。

そんな時何かを思いついたのか、私の手を引いてきた。

「なっなに?」

「おっぽ!」

「『おっぽ』?なにそれ・・・」

「お・ん・ぶ・しちゃる!!」

はぁーあ!!なにそれ。それなら、くつしたで帰ったほうがマシだし・・・

「いや」

「だめ。強制」

そして口論が続き負けたのは・・・私でした。
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