Stand by・・・
「あ、そう。そういう態度取るんだ」


冷たい口調に変わったことに、ドキリとする。

そうだ。相手はあくまで幽霊・・・


と、いきなり顔面に勢いよく水がぶっかけられた。


「うえっ!」


飛び起きたおれの目に、あり得ない光景が飛び込んできた。

コップが空中にフワフワ浮いているのだ!

今度は本棚の本がかってに床に落ちる。

机の上のコップが落ちて派手に割れる。

次々に怪奇現象が起き始めた。

どこかで聞いたことがある。これがポルターガイスト!?

これ全部、あいつの仕業なのか!?


「ちょっ!やめろっての!」

「考え直してくれた?」

ピタッと部屋が静かになった。

とんでもないのにとり憑かれたもんだ・・・
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