Stand by・・・
しょうがなく調査
外に出てきたおれたち(厳密に言うとおれだけだが、あえて「おれたち」と表現しておこう)は、車に乗り込んだ。
我が家は古いアパートのくせに駐車場はすぐ脇にあり、なかなか便利だ。
「んで、どこに行くの?」
姿は見えないが、やっぱりついて来ているらしい。
助手席の辺りから声がした。
「ちょっと心辺りがあるからな」
エンジンをかけ、車を出しながら答える。
「ほんと!?いきなり核心に迫れる感じ?」
「今朝からおれの部屋にいたってことは、多分何かあったとすれば今朝。そしておれと幽霊さんの接点がありそうなところ。と言えば・・・」
「ちょっと待って。幽霊さんて呼ぶのやめようよ。何か、あなた生きてませんって言われてる感じする」
・・・だってそうなんじゃないの?とは言えず、おれは口をつぐんだ。
我が家は古いアパートのくせに駐車場はすぐ脇にあり、なかなか便利だ。
「んで、どこに行くの?」
姿は見えないが、やっぱりついて来ているらしい。
助手席の辺りから声がした。
「ちょっと心辺りがあるからな」
エンジンをかけ、車を出しながら答える。
「ほんと!?いきなり核心に迫れる感じ?」
「今朝からおれの部屋にいたってことは、多分何かあったとすれば今朝。そしておれと幽霊さんの接点がありそうなところ。と言えば・・・」
「ちょっと待って。幽霊さんて呼ぶのやめようよ。何か、あなた生きてませんって言われてる感じする」
・・・だってそうなんじゃないの?とは言えず、おれは口をつぐんだ。