Stand by・・・
「ねぇ、柊」
刹那が、おれの名を呼んだ。
その声。
なんだかやけに懐かしく聞こえる。
「私、もうだめなんだよね?」
「だめなわけねぇだろ。死なせてたまるかよ」
おれはアクセルを踏む力を強める。
今なら信号無視だって余裕でできそうだ。
「柊、今のうちに伝えたいことがあるんだ」
「今あんましゃべんなよ」
「明日さ、柊の誕生日でしょ?そのプレゼント買いに行ってたんだ」
おれは思わず助手席に目をやった。
車をぶっ飛ばしている最中と気付いて、慌てて視線を戻す。
刹那が・・・おれの誕生日、覚えててくれたのか?
刹那が、おれの名を呼んだ。
その声。
なんだかやけに懐かしく聞こえる。
「私、もうだめなんだよね?」
「だめなわけねぇだろ。死なせてたまるかよ」
おれはアクセルを踏む力を強める。
今なら信号無視だって余裕でできそうだ。
「柊、今のうちに伝えたいことがあるんだ」
「今あんましゃべんなよ」
「明日さ、柊の誕生日でしょ?そのプレゼント買いに行ってたんだ」
おれは思わず助手席に目をやった。
車をぶっ飛ばしている最中と気付いて、慌てて視線を戻す。
刹那が・・・おれの誕生日、覚えててくれたのか?