Stand by・・・
「買って帰る途中であの道を通りかかってさ、土手の上の桜がきれいで、見惚れちゃってたんだ。あ、そういえばこの場所、柊に呼び出された場所だって思い出したら、なんか懐かしくて、それで・・・嬉しくなっちゃって。それで気付いたらどっかあん、だよ。バカだよね、私」
刹那の言葉一つ一つが、おれの感情を高ぶらせる。
死なせたくないという想いを強くさせる。
おれは何も言わず、夢中で車を飛ばした。
しかし、刹那の声は少しずつだが、小さくなってきていた。
彼女はそれに気付いていないようだ。
元気がないとはいえ、彼女が意識的に小さくしているとは思えない。
考えたくないが・・・魂が消えかかっている、ということなのだろうか。
刹那の言葉一つ一つが、おれの感情を高ぶらせる。
死なせたくないという想いを強くさせる。
おれは何も言わず、夢中で車を飛ばした。
しかし、刹那の声は少しずつだが、小さくなってきていた。
彼女はそれに気付いていないようだ。
元気がないとはいえ、彼女が意識的に小さくしているとは思えない。
考えたくないが・・・魂が消えかかっている、ということなのだろうか。