Stand by・・・
・・・え?
5畳ワンルームの我が家は、男の学生の一人暮らしを象徴するかのように、服やら本やら空き缶やらで散らかっている。

とてもじゃないがこの家に女の子は来てくれないだろう。

その中で、唯一清浄と言える場所(と言ってもマシという程度だが)がベッドだ。


オール明けで疲れきっていたおれは、すぐに眠りに落ちていった。





目が覚めて時計を見ると、すでに12時前だった。

だるい体を起こして、頭をグシャグシャかく。

まだ寝ててもいいだろ・・・

おれはもう一度ベッドの上に倒れこんだ。




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