夢月
病
「本間愛利さん。3号室にお入り下さい」病院の看護婦さんが、りりぃの名前を呼ぶ…
「はい。」りりぃは、腰をあげて先生がいる所に向かう。
「愛利ちゃん。 体の具合はどう?」「はい。私は大丈夫です。最近は調子がいいし、お兄ちゃんが毎日ついていますから。」「そうだね。愛利ちゃんは、最近すごい元気だってさっき、お母さんも言ってたね 良いことがあったかい?」
「何もないですよ。私は、今を生きてるだけ。」言葉に嘘はない。私は、いつか死ぬ。人は必ず死ぬ。遅いか早いかは人それぞれだけど、私は多分早い。 「先生。私はいくつまで、生きていけますか?」「愛利ちゃん…」「お兄ちゃんより生きれますか? それとも、明日には死んじゃいますか?」私は、知りたい。嫌、もう知っている。 最近、私は体の具合がすごい元気。なのに、私は心の中にいつか死ぬと言う思いが、拭いきれない…
「お兄ちゃんと離れたくないんです…」「愛利ちゃん。」
せっかく、この世に生まれて来たのに… 私の命は、もう短い。
「はい。」りりぃは、腰をあげて先生がいる所に向かう。
「愛利ちゃん。 体の具合はどう?」「はい。私は大丈夫です。最近は調子がいいし、お兄ちゃんが毎日ついていますから。」「そうだね。愛利ちゃんは、最近すごい元気だってさっき、お母さんも言ってたね 良いことがあったかい?」
「何もないですよ。私は、今を生きてるだけ。」言葉に嘘はない。私は、いつか死ぬ。人は必ず死ぬ。遅いか早いかは人それぞれだけど、私は多分早い。 「先生。私はいくつまで、生きていけますか?」「愛利ちゃん…」「お兄ちゃんより生きれますか? それとも、明日には死んじゃいますか?」私は、知りたい。嫌、もう知っている。 最近、私は体の具合がすごい元気。なのに、私は心の中にいつか死ぬと言う思いが、拭いきれない…
「お兄ちゃんと離れたくないんです…」「愛利ちゃん。」
せっかく、この世に生まれて来たのに… 私の命は、もう短い。