夢月
「おはようみーちゃん。」「美月。おはよう。」「おはよう。」お母さんとお姉ちゃんが同時に挨拶をする。いつも、同じ。代わり映えなんてしない。 お姉ちゃんは4歳上。中学二年。 あたしは、小学校4年生。如月は、一年生。
「ママ。なっちゃん。みーちゃん。おはよう」「おはようきーちゃん。」
家族が揃って、朝ごはん。 毎日、一緒。 皆、新しい生活が今日から始まる。 「三人共今日から、新しい学校ね。緊張しないでね」「大丈夫よ。ママ。みーちゃんもきさちゃんも大丈夫よね?」お姉ちゃんが聞いてくる。「大丈夫。如月もちゃんと連れてくから。」 大丈夫なんかじゃない… 前の学校でいじめられていたことを、皆知らない。
学校なんて嫌いだ。 行きたくない… あたしは、ずっとそう思っていた。
でも、まさか。学校があんなに楽しくなるなんて。
運命が動き出した。
「ママ。なっちゃん。みーちゃん。おはよう」「おはようきーちゃん。」
家族が揃って、朝ごはん。 毎日、一緒。 皆、新しい生活が今日から始まる。 「三人共今日から、新しい学校ね。緊張しないでね」「大丈夫よ。ママ。みーちゃんもきさちゃんも大丈夫よね?」お姉ちゃんが聞いてくる。「大丈夫。如月もちゃんと連れてくから。」 大丈夫なんかじゃない… 前の学校でいじめられていたことを、皆知らない。
学校なんて嫌いだ。 行きたくない… あたしは、ずっとそう思っていた。
でも、まさか。学校があんなに楽しくなるなんて。
運命が動き出した。