夢月
あたし。遂に、告白された…


お母さんの言う通りだ。あたし、遂に亜希と結ばれた。



いっぱい。愛を上げたい。亜希についていきたい。


「ねぇ。美月。終電とかバスないんだけど。」
…あっ……
「えっと、じゃあどうするの?」あたし、ドキドキする。
「歩いて帰るよ。1時間くらいだろ?」
なぁんだ。つまんない。亜希。解ってよ。 もっと、一緒にいたいよ。

「亜希…。あたしの家直ぐだよ…」
「ああ、そうか…。明日休みだもんな。て、親とかいるだろ?」
「いるけど、あたしの部屋なら全然寝れるよ」 あたし、何言ってるんだろう

「お前がいいなら、帰るの面倒だし、泊まっていいか? お前、部活とかは?」
「明日はないよ。亜希は?」
「ない。したら、泊めて」

亜希が家に来る…
あたしは、こっそりお母さんにメールした。
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