夢月
美月の家に向かって二人で歩いた。

お互いになんか気恥ずかしくて、微妙な距離を保って歩いていた…
美月はなんか、もじもじしながら、たまに俺を見ながら、うつ向いて歩いていた。

「なあ?なんで、無言なの?」
「え?いや、なんか何話せばいいかなって」

俺もだけどな…
「まだ、寒いね…」 「5月だからな…」
「そうだね…」

手でも繋ぐか?って言えないな俺も……
恥ずかしい。


なんて、過ごしてたら、美月の家に着いた。やべ、超緊張してきた…
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