夢月

愛

帰ってきた。美月は、あの後から何も喋らなかった。

「俺、シャワー浴びてくるわ。」
「うん…」
「美月。ごめんね」
「え？ううん。違うの。ちょっとびっくりしただけだから…」
「あぁ、したら入ってくるわ」
俺は、浴室に入った。シャワーを出す。ちょっと熱いくらいがいいけど、今日は暑いからな… 温めに温度を設定して、頭から浴びる。

気持ちいいな…。
頭を洗って、体を洗って。ゆっくり、浴びていると。
「亜希。あたしも、入っていぃ？」
「え？……え」
焦った。やばぃ ちょっとやばい。嫌、かなりやばい

「あ…あの。イヤなら、いいから。」
「美月！嫌じゃないから……。入っていいよ…」



少しの沈黙…
服を脱ぐ音…
少し間をおいて、浴室のドアが空いた…