君は来てはいけない。
いないのだ、姿も何も見ていないのだ。でもその時に見たと俺の頭が伝えている。その位なら未だ良かった。それはちょうど一週間後だった。
その夜、同じ部屋の青年と話しをしていた。未だ若い彼に、「今何に興味が有るのか聞いて色んな話しをしていたら日付けが代わって二時間程過ぎていた。その時に何となく二人で煙草を吸いに行こうと言う事になり一階の中庭に向かった。
そこで煙草を吸いながら
「この病院は本当にヤバイ場所が有るんだけど判るかい」
「いゃあ、今それは聞きたくないですね。俺は、意外とビビりだからおしっこも行けなく成るから」
「そうか、そんなに身体大きいのに」
「身体の大きさは、山田さんに言われたくないよそれに、身体の大きさで代わる訳も無いですから」「所で、その種類の者は見えるのかな、それとも感じるとか有るのかな」 「いいえ、全然無いですね」「そうかじゃぁ戻って寝るかな」と、部屋に戻ることにしエレベーターホール迄来た時、誰かがこちらを見ていると感じ「おい、何感じないか」 「山田さん、何となく身体が怠くなってるんですが」
「大丈夫か意外に敏感だな奴が、こっちを見ているよちょっと待って、あの近辺からと、オペ室の横の奥の方に目を凝らした。その時になって俺の勘が「此処居ては駄目だ」と、叫んでいた。
それを声にした時、見えてしまった普通の人なら絶対に届かない高さと言うか梁の所に顔が浮かんでいたしかも、苦痛に歪んだ者であった。その時俺は口の中で「俺達の所に来ても何にもしてあげられないしなにか言われても判らないから。」と、言うとエレベーターに飛び乗った。青年が俺に、「何が居たんですか。」 「今は、言えない夜が明けたら話そう」と、言って速く部屋に戻りたかったがナースセンターの横で、「今から何が有っても何を見てもなかった何を話し掛けられても、返事をしてはダメだよそして、頭の中で自分の所に来てもダメです。自分はなんにも、出来ませんと、何回も言うんだ判ったかな」と、言うと「山田さん、有り難う良く解った。じゃぁ明るくなったら」と、言うと先を歩いて部屋に戻りベットに潜り込んだ。
暫く起きていたが急に眠気が指し眠りに堕ちた。
翌日余りの五月蝿さに目が覚めた。
ベットを動かす音や消灯台をガタガタやっている。
起き上がると、
「青年何してるんだ。朝からみんなに文句言われるぞ。
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