英雄達は最後に笑う…?
二人の目的はとにかく時間稼ぎだ。
敵を逃げないようにしつつ、戦わないといけない。

「火螺!下がれ!」

月影がポケットから閃光弾を投げる。
閃光弾は男の目の前で爆発する。

光が収まり、男を見ると倒れて動かなくなっていた。

「…死んでないよな?」
「確かめてみるわ…」

火螺が男に触ろうとした瞬間、男の目が開かれる。

「ヤバッ!」

月影が銃を構えたが遅く、男は火螺を盾にし首にナイフを突き付けていた。

「銃を捨てろ!」

月影は大人しく銃を捨てる。

「そのままゆっくり下がれ。変な事すると女の命は無いぞ」

月影はゆっくり下がる。

「そのまま、動くなよ…

男が火螺から離れようとした瞬間、

「やっぱり甘いねぇ。君達は」

どこからか声がした。
その声がすると共に男の後ろにスーツをきた奴が現れる。
いつどうやって現れたのかはだれも見えなかった。
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