恋はモウモク
お昼を過ぎた頃には、完璧!に用意を終えて、2時になるのを待っていた。


2時少し前。

家の前で車の音がして、携帯がワン切された。

平塚クンの 「着いた」って合図だ。

ドキドキしながら、サンダルを履いて玄関を出る。

そこには、平塚クンの黒い車が停まっていた。


私がとびっきり笑顔を向けると、窓がスーッと開いて、

「乗って~」

と平塚クンの顔が見えた。


私が昨日と同じく助手席に乗り込むと、

「天気いいね~。ドコ行く?」

と聞かれた。

そういえば、ドコ行くとか何も決めてなかったわっっ

どうしようかな・・・・

私が独り言を言いながら考えていると、


「じゃ、ドライヴしながら海とか行ってくる?」

平塚クンが提案してくれたので、

「うん!いいねぇ~!」


隣町の海目指して、車は走り出した。
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