芸能人のカレシ
そこで初めて桜庭さんは笑顔を見せた。
穏やかな笑顔はママと重なるものがある。
「まだ放送されてないんだけど、ドラマで共演させて頂いたの」
「そのCM見たよ。刑事役でしょ?」
頷くママ。
「実はね」
ママが真剣な表情になる。
「千裕君とお付き合いさせて頂いてるの」
「はっ?」
ママが口にした言葉が頭の中でリピートされる。
お付き合いさせて頂いてるの……お付き合い……付き合い……付き合い!?
「こんなオバサンが千裕君と付き合ってるなんて信じられないと思うけど…」
「待って、美貴はオバサンなんかじゃないよ。魅力的な女性だよ」
「千裕君……」
私が驚いている目の前で、2人はイチャイチャし出す。
「初めて美貴を見た時、俺の女神だと思ったんだ」
「私は守ってくれる騎士だと思った」
「一目見た時から好きになった」
「私も」
ママでもイチャイチャするんだね。凛々しい男前だと思ったのに、ママにデレデレしている桜庭さんにその面影は見つからない。
びっくりさせられるばかりだよ。
穏やかな笑顔はママと重なるものがある。
「まだ放送されてないんだけど、ドラマで共演させて頂いたの」
「そのCM見たよ。刑事役でしょ?」
頷くママ。
「実はね」
ママが真剣な表情になる。
「千裕君とお付き合いさせて頂いてるの」
「はっ?」
ママが口にした言葉が頭の中でリピートされる。
お付き合いさせて頂いてるの……お付き合い……付き合い……付き合い!?
「こんなオバサンが千裕君と付き合ってるなんて信じられないと思うけど…」
「待って、美貴はオバサンなんかじゃないよ。魅力的な女性だよ」
「千裕君……」
私が驚いている目の前で、2人はイチャイチャし出す。
「初めて美貴を見た時、俺の女神だと思ったんだ」
「私は守ってくれる騎士だと思った」
「一目見た時から好きになった」
「私も」
ママでもイチャイチャするんだね。凛々しい男前だと思ったのに、ママにデレデレしている桜庭さんにその面影は見つからない。
びっくりさせられるばかりだよ。