唄に願いを
それから数十分後。



「よし!!行くぞ!」



いきなり純が立ち上がった。



「どこへ?」

「マカロロ」



そういうや否や俺の腕をつかんで店を出る。



「マカロロって、飯ならマックでよかったじゃん」



マカロロはファミレス。
よく行く溜まり場。



「いいから、ほら」



いつも以上の純の笑顔に嫌な予感。

「…なぁ」

「ん??」

「まさかお前、また「あ、ほら、ついた」」



また人の話を聞かないで…



ため息をつく時間もあたえずに
純は俺を連れて店の中へ入っていく。

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