多良カハロの告知板
細かく見ていきますと、4節後半は、物神性について、これが資本主義社会に特有のことだ、ということに議論を傾けているようです。この節前半で物神性の定義を進めていました。人間が集団的に定めた事柄を受け、商品は個人には ままならないものになったということ。そしてそれがどうやらひとびとに「ありがたがられるもの」となっていること、そうしたことです。これを受ける後半では、商品では「ない」生産物の姿を描くことで、商品にはただの生産物とは違う「魔可不思議な」ところがあることを言おうとしています。
2章以降、…
2章以降、…