だいすき。
中学に入って3度目の夏が来た―
和也にあたしの過去を打ち明けてから
あたしは和也を彼氏として意識するようになっていった。
「和也っ!今日一緒帰ろっ」
「おう!」
メールの数も増えた。
デートもするようになった。
だんだん恋をする感覚がよみがえってきた。
キスだってした。
セックスだってヤった。
それは和也が好きだって思えるようになったから。
今では和也がいないと落ち着かない。
あたしにとって和也はかけがえのない存在になっていた。