だいすき。





あたしはこれから何があるかも知らず、





ただ期待に胸を弾ませ、






校門をくぐった。






入学式も無事終わり、






ホッと一息ついた。






そして、






帰ろうと廊下を歩いていると、







男の人の騒ついた声が聞こえてきた。







その声はだんだんと近づいてきて、








後ろを振り返ると、







そこには―






高3の男子、数人が集まっていた。







入学早々目をつけられたんだ。






「ちょっと来いよ」







と無理矢理人気の無い路地に連れてこられた。







あー…





あたしどうなっちゃうんだろう






< 15 / 36 >

この作品をシェア

pagetop