守ってあげたい 〜伝染〜
という事はやはりあれは真左人だったと考えるのが正解である。
メールやチャットではあれほど紳士的で3人の中でも一番大人に感じた真左人の行動に晶は頭を抱えた。

『いま得意先と商談中、二人で上手くやってるか?』

『返信が無いところをみると真左人と良い雰囲気なのか?』

『今日は仕事が終わりそうにない。残念だが俺は次回にしよう。しかし返信が無いとは寂しいな。少しは気にかけてくれ』

返信どころじゃなかったわと思いつつ、晶はメールを打ち始めた。

『タクヤ少し話があるの。メールだど面倒だからいつものサイトに来れない?』

数分後携帯が震えだす。

『OK、今から直ぐ行く。先に入って待っててくれ』

タクヤからの返信を読んだ晶はブックマークから何時も利用していたチャットサイトへアクセスした。
< 104 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop