Damask Rose [短編集]
「目、閉じて」
目の前の壱也にそう促されて、目を閉じたら、啄むようなキスが何度も繰り返された。
「壱也……私なんかで良いの?」
なんて聞いてみた。
「柚じゃなきゃダメって言ったよね?」
「うん…」
私たちは今日、ただの幼なじみじゃなくなった…。
***+α***
(ちなみにさっき言い忘れたけど…)
壱也がそう切り出した。
(ドキドキだけじゃくて、俺は柚にしかムラムラしません)
誇らしげに言われても…
これってもしかしてすごく危険?