茜〜青空の向こう〜
そして、気づくと瑠奈の頬を涙が伝った。


それに気づいた愛瑠が、「瑠奈、どうしたの?」と声をかけた。


『うぅん、なんでもないの。気にしないで。』と涙を拭いながら、後ろを向いた。

「でも、、、」愛瑠が言うと、
「そうだよ。なんかあるんなら、言いな。そんな、気使う中じゃないんだしさ。」姫成が言った。

『うん。ありがとう。
ホントになんでもないから。
懐かしくなっただけ。』

「そ?まぁそれなら良いけど」愛瑠が言い、

姫成が「まぁなんかあったら姫が何でも聞くから。
まぁ、それしか出来ないけどね」と自慢気に言ってその場を和ませた。
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