茜〜青空の向こう〜
『ナイフ持って、行ったんだ。その後。。。』

「え??」

『どうしても、許せなかった。。。
みんな、アノ人のせいじゃない、、、
アノ人が、いろんな人を傷つけた。
私は、何も考えられなかった。
アノ人さえいなければって、思ったら、
何も考えずに敦也の家に向かってた。
本気で、殺そうとしてた。。。』

「そうだったんだ・・・。」愛瑠が言った。

『でもね、できなかった。
ちょうどそのトキ、ひめから電話がかかってきたんだ。
そして、出かけてた敦也も帰ってきた。
そして、我に返った。
だから、できなかった。
だけど、偶然じゃなかったんだと思ったんだ。
ひめからの電話も、敦也が帰ってきたのも。
どこかで、止めて欲しい気持ちもあったんだよね。
暴走する私を・・・だから、救われたんだって思ってる。』
瑠奈は最後まで話した。
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