恋愛みち

5.ヒコーキ雲

空を見上げる。

思い出す。
まだ自分に勇気なんてものを持っていなかった、ただ好きな人を想い、ただただ想うことしか出来なかった頃。野球をしている彼を追っかけて友達と騒いでいた頃。

いつからだろう。
ワガママに振舞い、すねてみたり、好き!と言えるようになったのは。。。

今は今のままで、きっと幸せなんだけど、晴天の夏の暑い日、やっぱり思い出すのは彼の姿。

あの頃の気持ちにもどれそうな気になる。
大切な人を大切にしたいと想うなら、思い出を振り返るとヒントがあるのかも。


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