ミラクル☆レイナ
その時だった



レイナちゃんと相手の選手が勢いよくぶつかった



いつものレイナちゃんなら、素早く避けるのに、今はそれをしなかった



その為、レイナちゃんは勢いよく地面に転がった



でも、おかしかったのは、その直後だ



レイナちゃんは顔を歪めながら、足を押さえて、立ち上がろうとしない



私が、やっとレイナちゃんが足を痛めているんだと気が付いて、彼女に駆け寄ろうとした時、私よりも早くにそれに気が付いて、レイナちゃんの所に走っていった人がいた







「レイナ!」







……そう、カズくんだ―――…
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