ミラクル☆レイナ
レイナちゃんはそれを聞くと、更にムッとした顔をして言った


「……何それ。……何で今更?」




私は、深呼吸をして、ゆっくり、ゆっくりと、それでも力強く言った

「……今まで……黙ってたのは、ごめんなさい……。……でも、私からしたら、私よりもレイナちゃんの方がカズくんとお似合いだと思ったから……。…だから、私が引けば良いと思った……。

…でも、出来なかった

やっぱり私もカズくんの事が好きだったから

だから……、…本当にごめんなさい……

でも私、カズくんだけはどうしても譲れない!

他の物は何でも譲れるけど、カズくんは……カズくんだけは絶対に譲りたくない……

ごめんなさい…」

そう言って、私は深々とレイナちゃんに頭を下げた
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