ミラクル☆レイナ
三和子の想い
夜、夕飯を食べていると、レイナちゃんが明るく話し掛けてきた

「にしても、まさかカズがあんな近くに住んでるなんてビックリしたよー!」

「…そうだね」

私は、手元の野菜炒めを箸で掴みながら、小さく笑って答えた

でも、その表情を見たレイナちゃんは不自然に思ったようで、不思議そうな顔をして問い掛けてきた

「三和とカズって何かあるの?」

いきなりのレイナちゃんの問い掛けに驚いた私は、思わず、たった今掴んだ野菜炒めを落としてしまった

「…えっ?」

「だってー、こんなに近所に住んでるのに全然親しそうじゃないしー……。さっきだって全然喋んないしー」



全然、親しそうじゃない……



確かに今はその通りだ



でも昔は―――…
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