ミラクル☆レイナ
「何で、カズに友達が沢山、出来たからって三和がカズに話し掛けちゃいけなくなるの?」

それは……

そんな事、考えた事もなかった

「…カズくんは……、きっと私と話してるより他の友達と話してる方が楽しいから……」

私はレイナちゃんから目をそらしながらそう答えた

でも、レイナちゃんは私の事をじっと見たまま返してきた

「楽しいかどうかはカズが決める事だよ。第1、三和だってカズの友達なのに、他に友達が出来たからって、何で三和がカズに話し掛けちゃいけなくなるの?
何なら普通にカズの新しい友達とも仲良くなれば良いじゃん!」

明るくそう言うレイナちゃんに、私は気が付いたら怒鳴っていた

「とにかく!ダメな物はダメなの!犬のレイナちゃんに人間の何が分かるのよ!たった1日学校行っただけで偉そうに言わないで!」

そう怒鳴って、ハッとした

今の台詞は酷かった

多分、レイナちゃんを傷付けた
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